日本を恫喝する在日中国人がすぐ隣りにいる恐怖

外国人観光客が増えることは大歓迎!?だけど

この秋は、仕事や観光で関西方面を3回往復する機会があり、そのたびに外国人観光客の多さにびっくりさせられた。新幹線の車内は、大きなキャリーバックを持ち込む欧米人や台湾・韓国方面からの観光客で座席はすべて埋まり、京都駅の新幹線を乗り降りするホームや駅のコンコースにはそれこそ足の踏み場もないほど外国人による長い列が出来ていた。さらに京都御所や二条城など市内の観光名所は外国人のほうが多かった。清水寺方面に運行する路線バスは、どれも観光客で満員で乗ることができず、市内住民の足の便を奪うなど、オーバーツーリズムの弊害を指摘する声も大きくなっている。

今年の秋は、兵庫県の城崎温泉と伊豆半島の修善寺を観光する機会もあったのだが、名前は知っていてもけっしてアクセスがいいとは言えず、日本人でもめったに行く機会のない鄙びた観光地であっても、外国人観光客で一杯だった。城崎で一緒に温泉につかっていたイギリス人男性に話を聞くと、別の旅行者がインスタグラムに上げていた城崎温泉の写真を見て、その景色が気に入って夫婦で日本の旅行先の一つに決めた、とのことだった。そのほか台湾人や韓国人にも話を聞いたが、城崎温泉は温泉地として彼らの国でも有名だといい、日本の温泉を楽しむために旅行先に選んだということだった。

コロナ前に戻ったけどゴミの量は明らかに増えた道路

日本政府観光局JNTOの統計によると2023年10月の訪日観光客数は251万人。コロナ前の2019年10月が249万人だったので、10月としてはコロナ前の状況に戻ったことになる。ただし、4年前2019年10月の中国人訪日観光客数は79万人だった。ほぼ3分の1が中国人で占められていたことになる。今回2023年10月の中国人観光客数は25万人、けっして少ない数字ではないが、4年前に比べたら3分の1以下に減っている。(JNTO「訪日外客数(2023 年 10 月推計値)」

つまり、かりに中国人観光客の数がコロナ前の状況に戻っていたとしたら、オーバーツーリズムの現況はこんな程度では済まされない。幸い中国では、日本向けの団体旅行客のビザは今も解禁されておらず、福島処理水の海洋放出問題もあって、中国では日本への観光旅行について忌避感が広がっているようなので、それはそれで結構。これ以上、中国人旅行客が増えないことを願うばかりだ。

というのも、私の職場がある東京渋谷の界隈を歩いているといつも感じることなのだが、かつては歩道にゴミやタバコの吸い殻が棄てられていることはめったになかったが、路上飲みする外国人旅行客の増加に伴って道路脇には飲み物のカップや空き缶が放置され、側溝などに貯まるゴミの量も確実に増えている。しかも中国人などが経営する飲食店が増えたせいか、道路へのゴミ出しルールを守らず、好きな時間に勝手な方法でゴミを出すものだから、センター街の歩道のあちこちには散乱した汚いゴミの山が出来ていて、見るに堪えない。かつては「ゴミ一つ落ちていない日本の道路」と外国人にも驚きをもって評価されたものだが、外国人にも人気の東京の顔ともなっている渋谷の、これが今の恥ずかしい姿なのである。

日本人の飲食店を恫喝し営業妨害する不良中国人

ところで、中国人がらみで、最近、X(旧ツィッター)やYoutubeを賑わしているのが日本のごく普通の街の飲食店に対する中国人の執拗な嫌がらせだ。

福島処理水の海洋放出で中国が日本の水産物を全面輸入禁止にする措置をとったが、新宿のある居酒屋が店の入口に「中国人へ、当店の食材はすべて福島産の食材です」と手書きの看板を置いたところ、中国人のインフルエンサーどという人物が「人種差別だ」といって騒ぎ出して110番し、警察官を呼びだして店主に抗議し、看板を書き換えさせるというという事件があった。中国政府が「福島処理水は危険」と判断しているのだから、中国人に店の食材が福島産であることを告知することのどこが問題なのか?

同じ中国人インフルエンサーは、今度は別の東中野の中華料理店を押しかけ、同じく警察官を呼び出して抗議した。店の入口には「ウイルス予防のため」(日本語)「中国人の入店おことわり」(中文)、「韓国人の入店おことわり」(ハングル)と手書きした看板が掲示されていた。その後、この店には中国人たちが入れ替わり立ち替わり訪れ、店のシャッターが閉まっているにもかかわらず、シャッターを叩いたり蹴飛ばしたりして「開けろ、出てこい」と騒ぎ、駆けつけた警察官に店への抗議をするシーンを撮影し、同じく中国版SNSに上げている。また店の中に入り込み、他の客が食事をしているにも構わず、店主に向かって大声で怒鳴り、看板を撤去するように要求したり、客に向かってこんな店には2度と来るなと脅すなど、完全な威力業務妨害であり、不法な家宅侵入であることは明らかだ。

中国人の乱暴狼藉を批判する中国人もいる

ところが面白いのは、中国政府に反対する中国人や、チベットや台湾、香港の独立を支持する外国人らが、この店の主人を支持し応援するために店を訪れるようにもなっている。彼らは、天安門事件の戦車の写真や習近平を揶揄するくまのプーさんの絵などを店に提供し、店内ではチベット独立や香港独立といった標語を張り出すようになり、なおさら反中国色を強め、中国人の横暴には屈しないという気概を鮮明にしている。

日本のマスコミではまったく報道されないが、台湾では多くのTV局がこうした話題や動画を面白おかしく取り上げ、中国人の馬鹿ばかしい行為を笑いモノしている。

自由な日本だからこそできる好き勝手な発信

それにしても、日本人の店に抗議する彼ら中国人の態度を見ると、日本に長年にわたって滞在し日本語を流ちょうに操る彼らが、日本人を徹底的に敵視していることが分かる。「日本人はとんでもないやつらだ、絶対許せない」、「過去の恨みも含めて日本人を打ち負かしてやる」という傲慢不遜な態度を示し、中国人同胞の同情や歓心を得ようと、盛んに敵愾心を煽り立てている。これこそ江沢民政権以降の反日教育の結果なのかもしれない。

しかし、彼らの国ではXやYoutubeは使用できず、たとえ利用できたとしても、こんな好き勝手な言動を発信できるのも、自由な日本にいるからであって、中国にいたら恐ろしくて何も発信できないはずだ。そんなことも忘れて、自分たちが発信した映像を日本人が見たら、却って反感を生むということには思いも及ばない、短絡思考、品行や思慮には教養の欠片もない、まさに不良中国人というしかない。そうした不良中国人がすでに日本に大量に入り込み、日本人に敵愾心を燃やしすぐに怒鳴り声をあげたり攻撃してくる中国人が、私たちのすぐ身の回りにもいるという恐怖は、もはや当たり前の時代を迎えている。

日本の中古住宅が安く買えると移住してくる中国人

今どれだけの中国人が日本に入り込み、我々のすぐ近くの隣人として住んでいるかという実態を示す映像を紹介しよう。同じく、Xで見つけた中国人の投稿動画である。

日本の中古住宅を購入したという夫婦が、中国人に向けて、敷地100㎡、駐車場付きの日本の中古住宅を50万人民元、日本円で1000万円で購入したことを紹介し、そして、この家は「永久産権」があると自慢している。土地付きで購入したのかどうかは分からないが、Xに寄せられたコメントをみると、この「永久産権」(永久所有権)という言葉に多くの中国人たちが反応している。

「子や孫へも財産権が引き継がれるのか」と感嘆する声があれば、「たった50万元で永久所有権が得られるって、どんな田舎の物件なのか?」とやっかむ声もある。共産党が支配する今の中国では、土地は「人民所有制」、つまり誰のものでもないので、使用権だけが売買され、しかもその期間は70年と限られている。孫の世代まで土地を財産として残せるなどというのは、彼らにとっては夢のまた夢なのだ。

しかも、この夫婦は現在、日本で「打工」、つまり会社勤めかアルバイトをし、月給はあわせて40万円から60万円だという(ビデオの字幕「400~600万」は間違い)。さらに貯金も4000万円以上あると言っている。「打工」といっているので、何らかの就労ビザを取得して日本に滞在していると思われる。日本の就労ビザはそれほど簡単に手に入るものなのだろうか?

就労ビザは、別名「技人国ビザ」(技術・人文知識、国際業務の略)とも言われ、大学卒か同程度の学歴であることや大学で学んだ専攻科目と実際の職務内容が関連性を持つこと、受け入れ企業の財務状況や過去の外国人雇用の実績、外国人雇用の必要性、業務量が同じなら日本人と同等以上の給与を保証することなど、さまざまな要件があるらしい。したがって、こうした映像を見たからといって、この夫婦をまねて、大量の中国人が日本に押し寄せ、住宅を購入するということにはならないと信じたいが、中国人のことだから、「上有政策,下有対策」(上に政策があれば下に対策がある)で、どんな規制もうまくかいくぐったり、抜け道を探したりするのが得意だから、安心できない。

もはや絶望しかない、中国脱出は最後の夢か

何より、彼ら中国人には、日本が好きか嫌いかは別にして、何が何でも日本に行きたいという切実な事情がある。野村総研によると、中国では2000万棟に及ぶマンションが建設途中で未完成のまま、「鬼城(ゴーストタウン)」として放置されている。恒大や碧桂園など大手不動産企業が開発に着手したものの、資金繰りに窮して建設がストップしているためだ。中国には2000万棟ものマンションが未完成のままで、不動産不況は回復不能、すでに購入資金を支払ったものの工事がストップしている物件は入居自体を諦め、資金の回収も諦めざるをえない。大学を卒業したものの、その半数以上は就職できない、または就職しないという雇用情勢が続いている。毎月750億ドル(10兆円)規模の資本流出が起きているという。中国には将来を信じて投資する先などどこにもないのである。

中国に絶望しても生きなければならない中国人にとって、ある程度お金がある人々が考えることは、中国を脱出して海外に活路を見いだすことしかない。香港では「専業人士」とよばれる弁護士や調理師などの資格を持つ人の半数以上が、いま香港脱出を計画しているという。沈没する船から逃げ出すネズミと同じ心境かもしれない。

富士の高嶺から見渡せば

大学で中国語を専攻して以来、半世紀にわたって中国・香港・台湾を見続け、朝鮮半島にも関心を持ち続けてきました。これらの国との関係は過去の歴史を含め、さまざまな虚構と誤解が含まれています。富士の高嶺から、雲海の下、わが日本と周辺の国々を見渡せば、その来し方・行く末は一目瞭然。霊峰富士のごとく毅然、敢然、超然として立てば、視界も全開、隣国を含めて同時代の諸相に深く熱く切り込めるかもしれません。

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